11月11日(月)、十条高齢者あんしんセンター(東京都北区上十条)で開催された「ふれあい交流サロン」に当院の回復期リハビリテーション病棟で勤務している理学療法士の神山さんが講師として参加しました。本記事では、このふれあい交流サロンで活躍する神山さん(以下、敬称略)の様子を広報室がレポートしたいと思います!
今回のふれあい交流サロンは、北区の国保年金課が実施する“高齢者の保健事業と介護予防等の一体的実施事業”の「フレイル予防講座」として開催されたものです。十条高齢者あんしんセンターで開催されたふれあい交流サロンに北区リハビリネットワーク(北区リハネット)会員である当院の理学療法士 神山が講師として参加しました。
このふれあい交流サロンのテーマは「ロコモティブシンドローム(以下、ロコモ)予防」。はじめに、神山は集まった参加者の方々に「ロコモという言葉を聞いたことがありますか?」と問いかけ、骨・関節・筋肉などで構成される運動器の障害で移動能力が低下した状態であることを説明。自身がロコモかどうかを認識し、運動や食事をしっかりとることで進行を予防することが介護予防につながると話しました。
また、自身がロコモかどうかを簡易的にテストする“ロコモ度のチェック”では、“立ち上がりテスト”を行いました。安全のため、始める前に準備運動を行ったあと、約40cmの椅子に座った状態から、両足・片足で立ち上がる動作を行ってみます。
両足の立ち上がりをクリアした参加者は安堵した様子でしたが、神山の容赦のない「では右・左、片足ずつ、立ち上がってみましょう!」の言葉に苦笑い。みなさん、懸命にチャレンジしている姿と「右足はできた!」と喜ぶ姿が印象的でした。
立ち上がりテストを終え、本日のメインであるロコモを予防するためのご近所体操を、注意点を交えながらレクチャー。参加者のみなさんで「いち、に、さん、し!」と声を出しながら、太ももやかかとを上げる筋力トレーニングなどを行いました。
体操が終わり、最後にロコモ予防に関して、神山は「元気に過ごすための運動、栄養、社会参加はとても大事。痛みのあるところは無理をせず、できる範囲で続けてほしい」とコメント。参加者の方はうなずきながら、講話を聴いていました。
また、講話が終わった後のリハビリに関する質問タイムでは、参加者からは「手がしびれる場合はどうしたら?」「肩こりに効く体操を教えてほしい!」などの声が上がり、神山は理学療法士の視点から一つ一つ回答。参加者の健康への意識の高さが伺え、大いに盛り上がったふれあい交流サロンでした。
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