当院の摂食嚥下外来は、「食べ物が飲み込みづらい」「よくむせる」といった症状があり、摂食嚥下障害が疑われる患者さんへ、リハビリテーション専門医による摂食機能に関する診察や食事場面の観察により状況を把握し、必要に応じて、言語聴覚士とともに更なる評価やリハビリテーション、食事方法の指導を行っています。摂食嚥下機能の診断には問診や聴診のほか、様々な評価、また必要に応じて嚥下内視鏡検査(VE)や嚥下造影検査(VF)を行います。
診察時間 |
第1・3・5週目の土曜日 9:00~12:00
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診察場所 | A棟1階 外来フロア 第3診察室 |
予約方法 | 03-3914-5535(病院代表)または、医事課受付にて「専門外来の予約」と お伝えください。 |
担当(診療体制) |
(1)緒方直史医師 日本リハビリテーション医学会 リハビリテーション専門医 日本整形外科学会 整形外科専門医 (2)言語聴覚士(2名) |
<普段の生活での症状>
<食事に関する症状>
「食事や水分などがうまく食べられない」などの食べることの障害、「うまく飲み込めない」などの飲み込みの障害をいいます。
症状は様々ありますが、一般的には「うまく食べ物を噛めない」、「食べ物が口からこぼれる」、「飲み込むまでに時間がかかる」、「飲めてもむせる」、「食後に痰が多くでる」などです。摂食嚥下障害が認められると、栄養が不足してしまう低栄養、水分不足の脱水、食事や痰が誤って肺へ入ってしまうことで引き起こされる誤嚥性肺炎などが起こる可能性があり危険です。また、食事が制限されることはQOL(クオリティー・オブ・ライフ)を低下させる一因にもなります。
基本的には検査・治療は外来にて実施されますが、患者様の状況により医師の判断に基づき、入院し集中した検査・治療が必要な場合がございます。その際は、担当医師よりご説明申し上げます。
嚥下内視鏡検査(videoendoscopic evaluation of swallowing : VE)
この検査は、鼻から細いファイバースコープ(内視鏡)を入れ、のどの奥(咽頭部)の形状や動きを観察するものです。具体的には飲食物を食べる・飲み込んでいただき、食物の通過する状況を見ます。この検査により、誤って気管に入ってしまう、残留の有無が分かります。
嚥下造影検査((swallowing videofluorography: VF)VF)
バリウムなどの造影剤を含んだ食事(きざみ食・おかゆ・ゼリー・水分など)をX線透視下に食べてもらい、透視像を記録し、嚥下機能の状態を観察する検査です。
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